看護師転職、支援金サービスは利用すべき?



看護師の方が転職を考える際、まずチェックするのが看護師専門の求人サイトや転職サイトです。

転職を検討する看護師の4人に1人は看護師転職サイトを利用するとされ、そういった背景もあり、今や転職サイトの運営会社は40社を超えるとも言われています。

ここまで運営会社が増えてくると、看護師紹介ビジネスの業界も飽和状態となりつつあり、運営会社も競合他社との差別化を図って、様々なサービスを提供するようになってきています。

近年、特に最近増えてきているサービスが「支援金(お祝い金)サービス」です。ここでは、支援金(お祝い金)サービスの仕組みやメリット・デメリットについてまとめています。参考にしてみて下さい。


看護師転職サイトで見る支援金(お祝い金)サービスとは?



支援金(お祝い金)サービスとは、サービスを提供する看護師転職サイトで転職を決めた際、設定されたお祝い金を受け取ることができるサービスです。

最近、この支援金(お祝い金)サービスを売りとする転職サイトが目立ちますが、すべての転職サイトでもらえる訳ではありませんので注意しましょう。

なぜ支援金(お祝い金)をもらうことができるの?

看護師専門の転職サイトや求人サイトは無料で求人を検索できるだけでなく、キャリアコンサルタントにアドバイスを受けたり、転職にまつわるスケジューリングを代行してもらったりと、様々なサポートを受けることができます。

会員登録するだけで色々なサービスを無料で利用できる上、転職が決まったら支援金までもらえるなんて「話がうますぎてうさんくさい」なんて考える方も多いかもしれませんね。


そこで、なぜ転職を決めた看護師が支援金をもらえるのか、その仕組みについてご説明していきましょう。

転職サイトや求人サイトは、会員登録した人であれば誰でも無料で利用することができます。では、サイトの運営や維持に関わる費用はどこから出ているのでしょうか?


それは、求人を出す雇用主(病院や医療機関)が運営会社に支払う掲載料、または成果報酬型の広告料が元となっています。

この掲載料・広告料の相場は、転職が決定した看護師の年収の20~50%程度とされています。実は、支援金はこの掲載料・広告料の一部が還元されたものなのです。


例えば、転職を決めた看護師の年収が500万円、掲載料が20%、お祝い金が掲載料の10%だった場合、設定される支援金は以下の通りとなります。

1.病院は、転職・求人サイトへ100万円の掲載料を支払う(500万円の20%)
2.転職・求人サイトは、転職を決めた看護師へ10万円の支援金を支払う(100万円の10%)


病院や医療機関などの雇用主が運営会社に支払う掲載料・広告料について「こんなに高額なんだ!?」とビックリされる方も多いかもしれませんね。

医療現場の人手不足は慢性的な上に深刻なため、雇用主側も高額の掲載料を支払ってでも、優秀な看護師を得たい!と考えています。その結果、看護師が驚くほどのお金が動いているというわけです。

その一部が支援金として還元されるとなれば、数万円~数十万円といった決して安くない支援金が支払われるのも納得できるのではないでしょうか?


支援金サービスのメリットとは?



この支援金の仕組みは理屈の上ではとてもよくできていて、雇用主(病院や医療機関)も転職サイトも看護師も、三者三様すべて得をするものとなっています。

・病院は有能な看護師を得ることができる
・転職・求人サイトは会員数を増やすことができ、利益UPを見込むことができる
・看護師は転職先が決定するのにあわせ、支援金を受け取ることができる

このように支援金サービスでは損する人が誰もおらず、一見するとメリットのみしかない素晴らしい図式となっています。

しかし、そんなうまい話がこの世の中に存在するはずはありません。やはり支援金サービスにも気をつけるべき注意点やデメリットは存在するのです。


支援金サービスのデメリットや注意点


支援金サービスの注意点

支援金サービスは、そのサイトで転職先を決めることができた看護師が対象となります。しかし、転職を決めただけでは受け取ることができず、他にいくつかの条件を満たす必要がある場合がほとんどです。


受け取る条件はサイトによって多少異なりますが、ある程度は共通しているため、以下に主な条件をまとめてみたいと思います。

・転職成功で、支援金を受け取る権利を得ることができる
・転職直後ではなく、入職後1~6ヶ月後に受け取ることができる
・転職できても、すぐに退職した場合は権利を失う
・アンケートに回答する必要がある


これらは代表的な条件ですが、転職・求人サイトによっては独自の条件を設定している所も多いため、支援金を貰いたいと考える場合は、事前にしっかりと確認しておくことが重要となります。

また、支援金として受け取ることができる金額もサイトによって異なりますが、常勤、非常勤、日勤、夜勤専従など、勤務形態で金額に差が出る場合もあるので注意が必要です。

支援金サービスを利用するデメリット

支援金を貰うデメリットには、以下のようなものがあります。

1.病院などの雇用主が、看護師が支援金サービスを利用することを嫌がる場合がある
2.支援金を受け取った場合、勤務先を辞めづらくなる
3.支援金サービスのある転職サイトには優良求人が集まりづらい

それぞれを少し詳しく見ていきましょう。

1.病院などの雇用主が、看護師が支援金サービスを利用することを嫌がる

病院や医療機関は、優秀な人材が得られるのであれば多少の出費は仕方がない、と考えています。実際、看護師求人・転職サイトの掲載料や広告料はそれなりに高額なものですが、これについても暗黙の了解があります。

ただし、その掲載料や広告料の一部が看護師に還元されることに、不快感や違和感を感じる病院が多いのも事実です。

看護師に広告料・掲載料が「キックバックされている」と感じて嫌悪感を抱く、支援金を受け取らずに入職した他の看護師との差をつけたくない等、病院によって様々な考え方があり、規模の大きな病院や有名な病院ほど、支援金制度を嫌う傾向にあるとされています。

2.支援金を受け取った場合、勤務先を辞めづらくなる

支援金で受け取ることができる金額は、数万円~十数万円が相場となっています。驚くほど高額ではないものの、貰うことができれば嬉しいといった金額ですよね。

しかし、この支援金を受け取ることによって、入職後の病院や医療機関で深刻な問題が発生した場合や、職場に強い不安を感じた際も、辞めづらい気持ちとなってしまいがちです。

3.支援金サービスのある転職サイトには優良求人が集まりづらい

これは1.に関係してくるのですが、支援金サービスを嫌がる病院や医療機関は規模が大きく有名な所が多い傾向にあります。そのため、どうしても給与水準が高く雇用条件が良い求人が集まりづらくなってしまいます。

看護師が転職をする場合、情報量や求人数が多い転職サイトを選ぶことが大前提となるだけに、この点は大きなデメリットになると言えるでしょう。

デメリットをまとめてきましたが、デメリットがあるから支援金サービスのある求人サイト・転職サイトは利用しない方が良いという考えは極端すぎます。

転職・求人サイトを選ぶ時は、そのサイトの求人数やキャリアコンサルタントサービスなどの充実度、サポート力の高さなどを重視し、支援金サービスの重要度を下げて考える、この程度の認識でも十分だと言えるでしょう。

看護師転職、支援金サービスは利用すべき?まとめ

  • 支援金は雇用主が支払う掲載料・広告料の一部が還元されたもの
  • 支援金サービスには優良求人が少ないなどのデメリットもある
  • 転職・求人サイトを選ぶ場合は、支援金サービスの有無よりも、求人数や情報量の多さ、サービスの充実度などを重視すべき



 看護師転職サイト、おすすめ人気ランキング!

このページの先頭へ